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【ビギナー講座】SEOとは?アフィリエイターがするべきこととは?

公開日:2021/07/15

アクトレ中の人

株式会社インタースペース

アクトレ中の人

サイト運用をしていると必ずといっていいほど出てくる「SEO」という言葉。

今回はそんなSEOについて、まだよくわからない!というかたに向けて、アフィリエイターとして理解したいSEOの概要と対策について解説していきます。

検索順位をチェックしては一喜一憂し、まさにググっては対策をしている中の人が、少しでもみなさまのお力になりますように…!

SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった略字。日本語にすると「検索エンジン最適化」。つまり、特定のキーワード検索で、検索結果の上位にサイトを表示させるための技術・手法のこと。 みなさんもわからないことや調べたいことがあるときは、もちろんググりますよね?? その検索結果を見るときは、上位に表示されたサイトばかり見ていませんか??

自分の求める答えが見つかるまで、上から順番にサイトを見ていく、もしくは表示されたタイトルや概要からコレだ!というものを上から探していくかたが多いのではないでしょうか。そして求める情報は、大体1ページ目に載っていることが多くないですか?

つまり、検索結果の上位に表示されたい!=サイトに訪れる人を増やしたい!ということ。

実際に、検索結果の上位と2ページ目以降に表示された場合では、表示回数は大きく違うんです!(中の人は経験済みですよ!w)
そして1ページ目の中でも、やはり上のほうから表示回数、クリック数ともに多い傾向にあります。

アフィリエイターのみなさんであれば、検索結果の上位表示→サイトに訪れる人が増加→アフィリエイト成果につなげ、売上を伸ばしたい!と思うはず。

だからこそ、SEO対策というものが重要視されるわけです。ではその対策とは一体?

SEO対策を理解する前に、まずは「検索エンジン最適化」の「検索エンジン」についてのお話を。

検索エンジンとは、キーワードを入力して検索すると、世界中のサイトの中から自分の求めている情報が載っているサイトを探し出して表示してくれるシステムのこと。

さきほどから「ググる、ググる」といっていますが、日本ではGoogleで検索している人がほとんどです。

  • ※Googleで検索することを、通称「ググる」といいます。

シェア2位のYahoo!も2010年から独自の検索エンジンではなくGoogleの検索エンジンを利用しているので、日本の検索は、ほぼGoogleといえます。

つまり、検索結果に上位表示したい!ということは、Googleを意識した対策が必要になってくる、ということです。逆にGoogleの検索エンジンに認識されなければ、検索結果からサイトにユーザーを集めることは、極めて難しくなります。

では実際に、検索順位はどのように決まるのでしょう?

まず、検索エンジンのロボット(クローラー)が日々、世界中のインターネット上の情報を収集(クロール)します。収集する情報は、ドメインやURLはもちろんのこと、文章や画像、タグやコードの記述などです。 次に、その集めてきた情報を、データベースに登録(インデックス)します。 そして、ユーザーがキーワードを検索すると、このインデックスされている情報の中から、ユーザーに最適だと思われるサイトを計算して順番に表示します。

この表示する順番を決めている計算方法が「アルゴリズム」といわれるものです。

つまり、検索結果に表示されるためには、

  • 検索エンジンのクローラーが収集しやすいサイト(HTML)にすること
  • アルゴリズムの内容を理解すること

これらのことが大切です。

Googleが誕生して以来、このアルゴリズムにあわせて、いろいろなサイトが生まれてきました。

そう…アルゴリズムの穴を突いて不正に順位をあげようとする、いわゆる「ブラックハットSEO」なんて呼ばれる手法もあるんです。もちろんそんな不正が見逃されることはなく、Googleによるアルゴリズムのアップデートは都度行われています。

では、今はどのようなサイトがGoogleに評価されているのでしょうか?

まず、Googleの使命ってみなさんご存じですか??
Googleのサイトには以下のように書かれています。

Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。

  • ユーザーがどういった情報を求めているのか?
  • なぜそのキーワードで検索しているのか?
  • 快適に使ってもらうには?

これらを実現するために、時代にあわせてアルゴリズムも日々アップデートされています。
ではこれまで、一体どんなアップデートが行われてきたのかを簡単に確認しておきましょう。

パンダアップデート

ユニークな名前がつけられた、パンダアップデート。 聞いたことある!というかたもいるのでは? 2011年に実施されたこのパンダアップデートは、低品質なサイトの順位を下げ、良質なサイトの順位をあげる、というもの。 ここでいう「低品質」とは、他のサイトから内容をコピーしたり、自動生成されたページだったり、といったオリジナルの内容を持たないサイトのこと。

このパンダアップデートによって、オリジナル性の高いページが重要視されるようになりました。文脈を無視してキーワードが詰め込まれたページや、ただ広告を貼っただけのアフィリエイトサイトなどは淘汰されていきました。

パンダアップデートはその後、定期的に実施されましたが、現在は通常のアルゴリズムに組み込まれています。

ペンギンアップデート

こちらもパンダと並んで有名なアップデート。 2012年に実施されたこのペンギンアップデートは、過度な被リンクによって順位をあげようとしたスパム手法を排他する、というもの。 先述したブラックハットSEOの1つに大量の被リンクをページにつけることで上位表示しようという手法がありました。もちろんユーザーの検索意図に反したものです。

このペンギンアップデートにより、過剰な相互リンクや、意図的に被リンクを得る行為などは見直され、違反したサイトにペナルティーが課されることになりました。

ペンギンアップデートもパンダ同様、現在では通常のアルゴリズムの一部となっています。

ハミングバードアップデート

2013年に実施されたハミングバードアップデートは、ユーザーが検索したキーワードに対し、その背景や文脈を理解して、関連性が高い検索結果を表示する、というもの。 人と会話をするような会話型検索の性能が向上し、パンダやペンギンとは違って、よりユーザーが求めている情報を表示しようという利便性向上のためのアップデートだったといえます。

モバイルフレンドリーアップデート

2015年に実施されたモバイルフレンドリーアップデートでは、その名前からもわかるように、モバイル(スマホ)で閲覧しやすいページが評価されるようになりました。 スマホ検索がPC検索を超えるという、まさにスマホが普及したんだなと感じたこの年。まだまだスマホ最適化ができていないサイトも多くあった中、このアップデートによりスマホ対応しなきゃ!と多くのサイト運営者が焦った年ともいえますね…。

そして2018年には「モバイルファーストインデックス」が開始されました。
検索順位のところでも触れたインデックス(データベースへの登録)において、それまでPCサイトの内容で収集されていた情報が、スマホサイトのコンテンツを収集するように変更されました。

日本語検索&健康アップデート

2017年に実施されたこちらのアップデート。日本語検索を対象に実施されたアップデートで、正式な名称が発表されているわけではありません。 いわゆるまとめサイトと呼ばれるキュレーションサイトが不正確な情報を掲載していたにも関わらず、上位表示されていたことから、日本で大きな問題となりました。

そのため、低品質なサイトの順位は下がり、オリジナルでユーザーに有用なコンテンツを持つサイトを上位表示するように変更されました。

また健康アップデートでは、「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼ばれる、お金や健康など、人々の生活に大きな影響をあたえるジャンルにおいて、より信ぴょう性の高い記事が上位表示されるようになりました。

このようなことから、重要性が高まったのが高品質なコンテンツ作成のための「E-A-T」という概念です。

E-A-Tとは

  • Expertise(専門性):専門的に述べられ、検索ユーザーが価値を得られる情報であるか
  • Authoritativeness(権威性):価値のあるコンテンツとの評価を他者から獲得しているか
  • Trustworthiness(信頼性):サイトの情報やサービスが信頼できるかどうか

これらの頭文字を取った概念で、Googleの「検索品質評価ガイドライン」でもサイトを評価する基準の1つとして明示されています。

結局、SEO対策ってなにするの?

簡単にといいながら、ついつい長くなってしまいましたが…。
Googleによるアルゴリズムのアップデートは説明したもの以外にも、大きいもの、小さいもの含めて、都度いろいろと行われています。

検索結果に変動が発生するアップデートは「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれます。

それまで上位に表示されていたサイトでも、アップデートによって大きく順位を落とす、なんていうことはこれまでもたくさんありました。Twitterで予告がつぶやかれるたびに、SEOサイトを運営しているアフィリエイターや企業のWEB担当者など、多くの人が戦々恐々としているのはこういった事情です。そう…これを書いている中の人ももれなく…。

じゃあ、これまで起きたことを踏まえて、これからのSEO対策って一体なにをやっていけばいいの?」みなさん、当然そう思いますよね?

一言でいえば、ユーザーにとって価値のあるサイトにすることがSEO対策への近道です。
そのために必要なことを挙げるとすると…

コンテンツの質を高めよう

コンテンツSEOとも呼ばれますが、ユーザーの検索意図を理解し、有益な情報を提供するコンテンツを作成することです。コンテンツ内容は最新の情報であること、先述したE-A-T(専門性、権威性、信頼性)を意識したサイト作りを行うことなどが重要といえるでしょう。


ユーザーが使いやすいサイトを目指そう

モバイル対応や、ページの読み込み速度など、ユーザーがサイトを快適に利用できるようにすることです。ユーザー体験(UX)の向上を目指したCore Web Vitalsと呼ばれる指標を含めたPage Experience Update(ページ エクスペリエンス アップデート)もチェックしておきましょう。

とはいえ、これらをやれば絶対に上位表示される!ということではありません。そしてすぐ効果があらわれるものでもありません。なぜなら、Googleの推奨する評価基準はたくさんあるからです。

検索結果の上位に、すぐに!絶対!表示できる方法があるなら、みなさん、苦労はしませんよね…w

それでも、常にサイトを訪れるユーザーのことを考えたコンテンツを作ることや、Googleからの情報のキャッチアップと対策を行ってきたことで、今の結果があるんだなぁと中の人は体感しています(サボると検索順位に跳ね返ってきますw)。

だからこそお伝えしたいのは、ユーザーの欲しい情報を伝えられるようGoogleの推奨するさまざまな評価基準の項目に合わせた対策を積み重ねていくことが大事だということです。

さて、SEOについていろいろとお話をしましたが、なんとなく理解していただけたでしょうか?

繰り返しにはなりますが、SEOで大事なことって、

  • ユーザーはなにを求めているんだろう?
  • そのためにどういう情報があるといいんだろう?

と考えて価値のある高品質なサイト作りを行うことなんじゃないかなって思います。

目先の順位にとらわれて、その場しのぎの対策を行っていては、アップデートのたびに痛い目を見ることはこれまでの歴史でわかりきっていること。常に変化するSEO対策に翻弄されるのではなく、コンテンツの中身やサイトのユーザビリティ(使いやすさ)を改善しながら、地道に付き合っていくことがSEO対策の秘訣です。

アフィリエイト大学では今後もSEOに関する記事を公開していく予定です。
もっと具体的な対策方法が知りたい!そんな人は期待して待っていてくださいね♪

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アクトレ中の人

アフィリエイトASP「アクセストレード」の中の人。自社サイト運営に関わっているため、SEM的な世の中の動向に日々翻弄されている。アフィリエイター向けに役立つコンテンツをお届けするため、サイトの裏側で情報収集中。

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