アフィリエイト運用

趣味や好きなことをコンテンツにしてアフィリエイトを成功させる

公開日:2017/08/09

斉藤 学(サイトウ マナブ)

株式会社サイバーネット 代表取締役

斉藤 学(サイトウ マナブ)

私がアフィリエイトを始めた理由は、昼間はPC関連(デザイン・HP作成等)専門学校の講師として働いており、授業の一環でサイト作成から広告掲載までの流れを生徒にわかりやすく教えるために、自分でサイト作成をしてみようと思ったことがきっかけでした。

何のサイトを作ろうかと考えた末、12年前から個人的に株・為替の取引をしているトレーダーでもあったので、せっかくであれば自分自身興味があり、知見を活かせる分野にしようと思い、投資ジャンルのサイトを作成し始めました。

当時は「アフィリエイトで稼ぐ!」という気持ちもなく、「このサイトが後々大きな副収入になる」ともまったく思わず、ただ「生徒にわかりやすく教えたい」という一心でサイト作りをしていました。

サイトのコンセプトは、競合サイトにない情報をふんだんに記載することに決め、広告を掲載する上での構成はひとまず考えずに、他社サイトと差別化できるサイトを作ることにしました。
その後は地道に必要な情報を継ぎ足してコンテンツを徐々に増やしていき、質の良いコンテンツの重要性を重んじつつ、並行して広告を掲載する上でのサイト構成を意識しながら、日々サイトの見直し・改善を行っています。

サイト作成時はどのサーバーが良いのかよくわからなかったので、一番安いサーバーで契約しました。
報酬が毎月安定して獲得できるようになった3年後に、しっかりとしたサーバーに移行しようと思い、現サーバーのさくらインターネットに移行しました。

以上のような経験からサーバーを選ぶ基準として、

・上場している信頼性のあるサーバー会社
・バックアップサービスがしっかりあるサーバー会社

この2点を軸に選定すると良いかと思います。

また、ドメインは自分のサイトを検索した時に、「株式市況」というキーワードがSEOで上位だったので、今後このキーワードでサイトが広く認知をされるようドメインに「sikyou」と入れました。

投資ジャンルのサイト運営は市況の動きを敏感に察知する必要があります。
多くの広告主のコーポレートサイトやWEB上のトレンド情報は、拡散が非常に早いのですが、大半の内容は広くて浅い情報です。
それだけだと少し情報が足りないので、深堀りしたい情報については、図書館や本屋で書籍を調達しました。
書籍にはリアルタイムの情報は記載されていないですが、投資関連に関する内容が一つ一つ濃く記載されています。
その情報をコンテンツに活かすことで、 他社サイトとの大きな差別化に繋がります。
また、このような情報収集の方法は投資ジャンルだけではなく、全ジャンルの商材に共通することだと思っています。

例えば、サプリのサイトを作成するために、「ビタミン」について情報収集をしなくてはいけない場合、WEB検索で表示されたサイトを見てみると、サイトによって内容の濃さは異なりますが、ビタミン関連の記載は大体数ページ程度のサイトが非常に多いです。

しかし、書籍には一冊で数百ページもビタミンについての記載があるビタミンに特化した専門書もあります。
その中から他サイトに記載がないであろう情報や、WEB上では拡散されていない情報を取得して、「ビタミン」という1つの事柄に対し、深堀りしたコンテンツを作成することができます。

上記のように情報収集をする時には、WEBサイトからはトレンドや最新情報を収集し、書籍で得た情報でよりコンテンツに深みを持たせ、他社サイトとの差別化を図ることをおすすめします。

私は兼業のため作業時間には限りがありました。 アフィリエイトの取り組みを始めた頃は、平日 2時間 / 土日 7〜8時間程度、報酬が安定している現在は、 平日2時間 / 土日4〜5時間程度作業しています。 兼業でありながら1日数時間の作業を継続していく中で、時には時間を確保するのに困難な時もありました。 それでも日々サイト作成に時間を割けたのは、「生徒に講義で説明をするのに自分が理解していないことは教えられない」という想いが強くあったことと、そもそも投資ジャンルは自分の好きな分野だったからです。 だからこそ忙しい時でも継続して作業ができ、休日は時間を忘れてコンテンツを作ることができました。

サイト作成に慣れ始めた頃、次に課題となったのが「掲載案件の選定」でした。
ひとまず競合サイトを複数見て、何の案件を掲載しているのかをチェックし、各ASPのパートナー管理画面で各案件の特徴や注意事項をくまなく確認しました。

また、掲載を検討していた全案件の広告主の証券・FXの口座を開設し、実際に取引をすることで、ユーザーとしての視点から商品スペックを体感し、掲載案件を決定するようにしました。
たとえアフィリエイト広告として条件の良い案件があっても、ユーザー視点で違和感を感じないか否かの観点を強く持つよう心掛けることで、自信を持ってユーザーに案件を勧められますし、コンテンツも作成しやすいのです。

報酬や条件だけの観点で広告掲載をすると、知見のある玄人ユーザーから見た場合は違和感しかありません。
初心者ユーザーが広告色の強いサイトを見た場合、一度目は運よくサイト内で成果が上がっても、そのユーザーが案件についての知見を徐々につけてくると、信頼性がなく参考にならないサイトと認識をされ、その後サイトに再訪してくれなくなります。
掲載案件が多く、全ての商品やサービスを利用するのが難しい場合は、全案件でなくてもせめて数案件は実際に利用してコンテンツを作成することで、継続的にユーザーに利用してもらえるサイトを作ることができます。

ユーザー・広告主・パートナーの三者三様にメリットがあるサイト作りを心掛けています。 ユーザーにはその人が知りたい案件について、詳細で有益な情報を提供し、広告主には獲得したいであろう属性のユーザーを送客するためには、やはりパートナーが商品を細かく分析した情報をサイトに記載する必要性があります。 パートナー自身のメリットは、その対価として、報酬や条件が後から付いてくるものだと私は考えます。

私や自サイトを客観的に見た場合、他社メディアよりも努力しているなと思うところは、情報の収集力・コンテンツ作成の速さと積極性です。

情報収集力は前述の通り、ネット・書籍を活用し、タイムリーな情報と深堀をした情報の2軸で収集しています。
また、リリースされた商品・サービスはすぐ自分で試し、スピードを意識してコンテンツ作成をするため、自サイトは競合サイトと比較すると記事掲載が早い傾向にあります。商品・サービスがリリースされた日から大体2日間あれば、内容の濃いコンテンツの作成ができます。

ただ、投資関連の商品は取引方法がいくつかあり、トレーダーによって取引スタイルが異なるため、知見が豊富で得意な取引方法と、知見が少なく苦手な取引方法の商品に分かれます。
私は知見があまりない苦手な取引方法の商品であっても積極的に取り組むのですが、その商品・取引方法に対して苦手意識のあるユーザーの気持ちが理解できるため、他社サイトと色の違う独自のオリジナルコンテンツが作成できます。

そのように取り組みを続けていった結果、私がユーザーとして通常行っている取引方法とは異なるとある案件で、広告主から件数獲得強化を目的とした広告主×自サイトとのタイアップ企画のお話をいただいたり、他の広告主からも頻繁にタイアップや取材のご依頼がくるようになりました。

サイトに掲載する画像の選び方ですが、基本的に自分で用意できるものはすべて用意しています。
自分で用意できない場合は、「フォトライブラリー」・「足成(アシナリ)」・「写真AC」などのフリー素材を使用し、図や画像をできるだけ掲載するようにしています。
文章だけだと説明しづらいですし、文字が長々と羅列しているコンテンツは、ユーザーが読みにくいので、図や画像を可能な限り挿入し可視化することでユーザーが見やすいサイトにしています。

コンテンツ作成をしていると取得したい情報がなかなか取得できないこともあります。そのような時は、情報の信ぴょう性が低い場合、記事をサイトに掲載せず下書きに保存しています。
新たに確度の高い情報が出た時に、下書きの記事に追加し、ボリュームを増やし掲載しています。
また、要因が不明の事象(例:要因不明で原油が下落/為替が変動など)に関しては、「原油が下落しています」という事実だけを記載し、これも新たな情報が出た時に追記し、記事に信ぴょう性と厚みを持たせるようにしています。

サイトの収益拡大のために以下の4つの施策を実施しました。

1.アクセス数を増やすため、本サイトと相互リンクを設置したもう1つサイト(ブログ)運営を開始
2.集客経路の拡大をするため、PPC出稿を開始し費用対効果を見ながら出稿費用を増加
3.集客経路拡大とユーザーをサイトの継続的な読者にするためメルマガ配信を開始
4.Twitter・FacebookなどのSNSを開始

上記 1 - 4 を行ったことでインプレッション・クリック・CVが増え、収益が 3倍近く拡大しました。

また、発生件数が増えただけではなく、広告主からの記事作成・取材などの依頼に対し、広告主が訴求を強めたいと思っている内容を汲み取り積極的に対応してきたことで、単価の向上に繋がりやすくなった実感があります。

自サイトがSEOで上位となっている私なりの見解として、10年にわたりサイトをコツコツと運営してきた継続性がGoogleに評価されているのではないかと思います。
SEOの順位変動によりモチベーションが下がってしまったり、コンテンツの追加・修正を途中でやめてしまうかたもいらっしゃると思います。

ただ、私のサイトが10年前から現在まで獲得できているのは、「諦めずにずっと運営をしてきたから」です。
10年前にはあった競合サイトが、時が経つにつれて続々と撤退したり、サイトの最終更新が数年前になってしまっているのを時々見かけます。
その中で私はこの10年間日々コンテンツを追加・修正をしサイトを更新し続けました。
それが現在のSEO順位に繋がっているのだと思います。
だから、なかなかSEOが上がらずモチベーションが下がってしまっても、サイト作成を開始してから最低1年間はサイトに手入れをするべきだと思います。

それでもSEOが上がらずモチベーションが下がった時には、アフィリエイトではなくアドセンスを掲載してみるのもいいのではないでしょうか。
クリックが発生すればそれがモチベーション上昇に繋がると思います。

私がサイト運営を始めた10年前は、まずアドセンスから開始しました。
アドセンスから始めたことでCTRの改善について勉強でき、アフィリエイトをやっていく自信がつきました。

SEOが上がったその他の理由として、前述しましたが、他社サイトとの差別化を意識した深堀りコンテンツを作成し、ユーザーに有益な情報を提供したことで、流入数が徐々に増え、結果的にSEOで良い効果が出たのではないかと思っています。

最後に、私は広告主・ユーザーの信頼を裏切らないために、「薄い情報」「自分が体験していない情報の信ぴょう性の低いもの」は載せないというポリシーを持っています。
この記事を読まれたアフィリエイターの皆さんも、是非ポリシーを持って楽しんでアフィリエイトサイトを運営してみてはいかがでしょうか。

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斉藤 学(サイトウ マナブ)

株式会社サイバーネット 代表取締役

斉藤 学(サイトウ マナブ)

毎日更新 よく当たる為替レート予想のブログ運営。兼業アフィリエイターで、日中はPC関連(デザイン・HP作成等)専門学校の講師。アフィリエイト歴10年。
<集客方法>現在はリマーケティングを中心にPPC7割・SEO3割で集客

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